クリスチャン・ボルタンスキー新作&アーティストトーク

瀬戸芸2016夏会期初日。
混雑覚悟で挑んだクリスチャン・ボルタンスキーのアーティストトークと新作についてレポします。
開演3時間前に会場入りする気合いの入りようでした(わたしが)
(その日のダイジェストはこちらの記事で!)

◇クリスチャン・ボルタンスキー アーティストトーク◇

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新作「ささやきの森」についてのトークです。
開演30分前に会場オープン、気づけばすぐそこにボルタンスキーさんご本人が。
シリアスで深い作品を作るアーティストですが、通訳の方とのおしゃべり中笑顔もこぼれ。
トーク中もジョークをはさんだり。穏やかな紳士という印象でした。

生と死、記憶、忘却をテーマとして作品を作っているボルタンスキー。
そして「巡礼」という要素が、ここ豊島の2作品には大きく関わっています。
今回の「ささやきの森」も、集落から少し離れた場所。
ちょっとした山道を歩いて行かねばなりません。
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しかしそこに至るまでの道のりも作品のひとつ、と語っていました。
植物を感じ、虫の声を聞く、作品に出会うまでの準備として重要な要素。
自転車でも(一応)行けるのですが、徒歩を推奨しているそうです。
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「アーティストの仕事は問題提起することであり、その答えを持っている必要はない」
「同じ映画を見てもひとりひとりの受け止め方が違う。作品に関しても同じように自分を投影するものである」

アーティストトークで特に印象に残った言葉です。
その後「ささやきの森」を見に行き、越後妻有のボルタンスキー作品「最後の教室」を思い出しました。
何か、目に見えないものの存在を強く感じる。
風が吹くたびに声をかけられているような気がする。
そしてそのものは、目に見えないからこそとてもさみしく、そこに誰かを重ね合わせるととてもいとおしい・・・。
誰を思い浮かべるか、何を思うかは人それぞれだと思います。
ですが、それを考える装置としてこの作品がある。
また、誰かの名前をそこに残すこともできる。
それが、わたしの心の拠り所になっているように感じました。
これはまた違う季節に、できれば閑散期の誰もいないようなときにまた訪れたいな・・・と思いました。

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現場で体験してもらいたいので、作品の写真はなし。
足下の赤い葉っぱが鮮やかで、木漏れ日がきれいな森でした。
他の作品からは少し離れているので、時間が限られる方は大変かと思いますが・・・
ぜひ「心臓音のアーカイブ」とともに、鑑賞して欲しい作品です。

そして、秋には東京で個展を開催するそうで!
今から(勝手に)どきどきしています!帰省の予定を立てなければ!

WRITER:
サオ
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高松在住、サオです。 埼玉出身東京経由で2016年2月に移住。 高松でカルチャースクール「MARUTEの学校」を立ち上げ、ワークショップしたり、服作ったり、いろいろしてます。 https://www.facebook.com/marutenogakkou/ 特技はウェディングドレスを作れること。


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しまのことは、瀬戸内国際芸術祭や瀬戸内海の島々の情報を島在住のライターを中心に発信するウェブマガジンです。
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hata-g
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波多信治 香川県高松市出身。 しまのこと編集長。高松経済新聞記者。 音楽レーベルNaoshima Recordsを立ち上げ、 その後直島でカフェを開業し、1年弱直島暮らしを経験。 現代美術作家O巻氏にちょっと似ていると言われている。 現在女木島に拠点作りをしているビーチサイドライター。
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3.11で茨城からバイクと一緒に移住。 宇野港で築100年の家をDIYして開業準備中。アート業界に3年浸かったのち、個人で食やアートや音楽のイベント企画をしてナリワイ作りの真っ最中。今年の畑はトマトとバジル祭りです!
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直島在住、まつざきしおりです。2011年9月、会社員を辞め、身一つで直島に移住。 2013年3月、直島観光親善大使に就任。 現在、島のお嫁さんになり、子育てしながら島の漫画を描いたり、島のイベント活動、雑貨・菓子販売等を行っています。 島暮らしあるある・島移住漫画をブログにて日々更新中♪ http://ameblo.jp/shiori-shima/
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小豆島でギャラリー&雑貨のお店をやっているモグです。アート活動もしています。千葉から引っ越してきて4年になります。ムカデにも、もう慣れました。
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